2014-05-01から1ヶ月間の記事一覧

白髪の王子様の好奇心 42 フォークとお箸

フォークとお箸 和食が世界遺産になるそうである。卵焼きしか出来ない私でもちょっと鼻が高くなった気分であります。 食卓に出てくる料理もそうですが、食材の美観、食材のバランス、口に入れやすい大きさ、器の食べやすい配置等々、料理する人の優しい心配…

白髪の王子様の好奇心 41 時には優雅に

時には優雅に 『花の色は 移りにけりな いたずらに 我が身世にふる まがめせしまに』 平安期の歌人、小野小町の歌であります。私が知っている唯一の和歌でもあります。 この小野小町は大変な美人だったようです。それが語り継がれて、その後評判の美しい娘を…

白髪の王子様の好奇心 40 メガネと隠れんぼ

メガネと隠れんぼ 私はしょっちゅうメガネと隠れんぼをしている。 鬼は何時も私である。 この隠れんぼは妻には内緒で、私とメガネの二人っきりで静かに行われる。 うっかり妻に見つかったら鬼が増えてしまい私まで隠れなければならなく成るからです。 『もう…

白髪の王子様の好奇心 39 一人暮らしの爺さんは何故かみすぼらしい

一人暮らしの爺さんは何故かみすぼらしい 仕事柄、私は様々な家庭を訪問します。同じ仕事の仲間達が口を揃えて言う言葉が表題の『一人暮らしの爺さんは何故かみすぼらしい』である。貧乏臭いのでは無い、立派な屋敷に住んでいても感じる不思議なイメージなの…

白髪の王子様の好奇心 38 えもん掛け

えもん掛け 締め切っていた窓を少し開けると、すがすがしい五月の風が待ってましたとばかりに飛び込んで来ました。 カーテンが揺れ、振り向くと裸のえもん掛けもゆらゆらと揺れています。 まるで春風にたわむれる妖精達がえもん掛けにぶら下がって遊んでいる…