白髪の王子様の好奇心 35 カレンダーは面白い(総括)

カレンダーは面白い(総括)
初めて連作となりましたカレンダーについての好奇心も今回が最終であります。
誰ですか? ようやく終わりかと手を叩いて喜んでいる人は。 えっ? 横にいる犬や猫も足を叩いて喜んでいるんですか?
犬や猫まで私のブログを見ているなんて最高です。
カレンダーは天文学から生まれていますので、その天文学の話も少しは入れないと治まりがつかないと思い、あれやこれやと調べた資料からつまみ食いをしまして、まるで自分の知識から溢れ出たような調子で書かせて頂きました。お詫びとしまして、参考とした文献を白状します。
『星と宇宙』ニュートン・『太陽系の不思議』ニュートン・『気が遠くなる宇宙のはなし』佐藤勝彦
ローマ人の物語塩野七生・『様々な分野の辞書を内蔵した電子辞書』カシオEX−word・パソコンに掲載されている資料・それに私の妄想です。
カレンダーについては調べれば調べる程まとまりがなくなってしまいます。なにしろ現在でも各国各様で解釈が違います。一日の始まりでさえ日の出説と日没説があり、午前0時は先進国が機械的に創った一日の始まりですが、その根拠は太陽が最も高くなる南中の対極こそ一日の始まりだという説から来ているそうです。
おっと また犬と猫があくびをしているようなので、現在我々が使ってるカレンダーには世界的なロマンスが隠れているお話をしたいと思います。
ローマの英雄のユリウスはエジプトの王位継承争いを解決し、王女と成ったクレオパトラナイル川を何度も熱々の遊覧をしたそうです。
クレオパトラとの間に男の子が出来る程長期滞在したユリウスはクレオパトラとのアバンチュールを楽しみながら、ナイル川沿いに点在する神殿の数々を訪れたことでしょう。その神殿の美しいレリーフと共に365日を刻んだ太陽暦についてもクレオパトラから説明を受けたに違いありません。帰国後まもなく天文学の先進国であるエジプトやギリシャ等から天文学者を呼び、ユリウス暦をつくったのです。私達が毎日の様に眺めているカレンダーは、実は世界的に有名な英雄であるユリウス・カエサルと世界的な美女であるクレオパトラとのロマンスから生まれたと私は勝手に思っておる次第であります。パチパチパチ まばらな拍手有難うございます。
都会では2等星までの40個程度の星しか見られないそうです。それでは彼女とロマンチックに肩を組んで夜空を眺めても星を探すのに首だけでなく顎までむち打ち症になりそうです。空気が澄んでいれば6等星までは見ることができるそうで1等星は6等星の100倍の明るさが基準となっていますので4000個以上の星が肉眼で確認できる筈なんですね。
宝石箱をひっくり返したような夜空を眺めながらユリウスとクレオパトラはどんな会話をしたのでしょうか?
エジプトとローマとでは言葉が違います。ロマンチックな言葉を交わす二人の後ろには常に黒子のような通訳がいたのだろうかと余計な心配をしている殿方もいるかも知れません。
御心配なく、クレオパトラは5〜6ヶ国語は優に話せる国際感覚を持った秀才であり、片やユリウスの国ローマはラテン語ギリシャ語が公用語となっております。更にはユリウスは長年かけて地中海周辺の殆んどの国々を転戦していましたので、日常会話位ならクレオパトラよりも多くの国の言葉が使えたと思われます。
今夜はギリシャ語で、今夜はラテン語で、今夜はこの国の言葉でと二人っきりでの楽しい会話は尽きなかったことでしょう。うまやらし〜〜〜。
私なら一人と言わず5〜6人の子供が生まれるまでクレオパトラと一緒に暮らしたいと思います。
ブ〜 ブ〜 ブ〜 激しいブーイングを浴びながら連作を終わらせていただきます。