白髪の王子様の好奇心 2 ムカデの足

ムカデの足
百足と書いてムカデと読む
本当に100本の足が有るのだろうか?
どうやら種類によって違うらしいが何と日本だけでも100種類以上のムカデが
うじゃうじゃいるとのこと、知らない方が幸せだったような気もする。
私が興味をもったのはムカデが歩く時、始めの一歩はどの足から前に出すのかという
ことである。
普通に考えれば一番前の足のように思われる。何故なら前の足が止まってるのに後ろの
足を先に出せば前の足を蹴飛ばしてしまい前の足の膝がカックンと折れてズッコケそう
な気がするからである。
机上の妄想から一歩前進、自分ならどうするかトイレの前の廊下を四つん這いになって
実験してみた。
何とビックリしたことに私は無意識に右の後ろ足から先に前に出し、次に右手を前に
次に左足そして最後に左手を前に出して進んだのである。
衝撃的な発見である。しかし四足と100近くもあるムカデの足の運びが同じとは
思えないのである。もしムカデが両脇に50本ずつある一番後ろの足から先に出して
順次将棋倒しのように前の足を動かしていたのでは一歩前進するのにえらい時間が
かかってしまうからである。
馬が疾走してる時の足の運びが正確に分かったのは映写機で撮影してそれをゆっくり
コマ送りして確認されたと聞いたことがある。卒業論文を何にするか検討中の諸君
『ムカデの一歩はどの足から動かすか』こんなテーマで書いてはくれまいか?
それで卒業できるかどうかは教授にユーモアのセンスが有るかどうかにかかっている。