愉快な友達シリ−ズ 2.お嬢様とがらっぱち

○ お嬢様タイプの由香とがらっぱちの私が友達なんて誰も信じないよね
○ あら、そうかしら、あなたの目は何時も生き生きしているし、言葉にも曇りが無くて
  私の大切なお友達よ
○ ほらほら始まった、由香はすぐ人を誉めるんだから、私って誉められるの慣れてない
  からさ由香に誉められると首の回りや脇の下がかゆくなってきちゃうんだよね
○ ふ〜ん?
○ 餓鬼の頃からオヤジやセンコ-に小言を言われっぱなしだったからさ-
○ あらっ、あなたお父様のこと、オヤジなんて呼んでるの?
○ お父様?そんな言葉我が家の辞書には載ってないね、だいたいパンツに手を突っ込んで
  お尻をポリポリ掻くは、お茶でブクブクと口をゆすいでそのままゴックンと飲み込むは
  クシャミとオナラを一緒にぶっぱなすオヤジをお父様なんて呼べるかい由香
○ 随分とバラエティ−に富んだお父様ね
○ そう言うのってバラエティ-じゃなくて、シッチャカメッチャカと言うんだよ、
  今度試しに私の家に来なよ、その時オヤジに向かって『お父様、お友達の由香さんです』
  なんて言ったら、オヤジのやつ、お父様って何処に居るのかとキョロキョロすると思うよ
○ フフフ、それって面白いかも、由香は逆にお父様に向かって『オヤジ ダチのズベ子を
  連れて来たぜ』なんて言ったら泡吹いて引っ繰り返るかもね
○ 面白そうだから一丁やったろか
○ うん、やったろべ-、やったろべ-
○ あんたさ-本当に私と付き合ってていいのかな
○ 何言ってんのよ、やったろべ-、やったろべ-