白髪の王子様の好奇心 6 知ってるつもり

知ってるつもり
暑さの頭に糞を付けたくなるような暑くて熱い日が続いているのに暦の上ではもう
立秋である。暦と体感との違いは知ってるつもりなのに一言文句を言いたくなる。
冷静に考えれば昼が一番長く太陽が真上から照りつける夏至は6月21日頃であった。
その頃は夕方の7時を過ぎても明るかったのに今は6時を過ぎるともう薄暗いことに
気が付く。やっぱり暦は正しいのである。地球を取り巻く大気が暖まりにくく冷めに
くいため地上に住む我々には夏も秋も約一ヶ月遅れでやって来るようである。
俳句ではスイカも蝉も秋の季語だそうだ、もっと驚いたことに八月は旧暦では秋だそ
うで別名『葉月』は葉が散り始めることに由来するそうである。
雲がだんだん空高く登り『秋の日はつるべ落とし』を実感する頃になって夏との別
れがもの寂しく感じるのも知ってるつもりなのに昼も夜も『くそ〜〜』と唸っている。
クーラーが苦手な私の部屋の温度計をチラット見れば31・04度。改めてじっくり
見ても31・04度。 クソ〜〜〜眠れね〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜