愉快な友達シリ−ズ 8.同期のサクランボ

○ 春何十番だか知らないけど、や-ね風が強くて目も開けられやしない
○ ほんとよ、私なんかつぶらな瞳だからゴミが入りやすくて困っちゃう
  その点あなたはいいわね、ズボラな瞳だから
○ な、何よズボラな瞳はないでしょ
○ だって噂によると、あんた朝晩歯を磨いた後、そのままの歯ブラシで
  目の玉を磨いてるそうじゃない
○ そ、そんな噂誰も言う訳無いでしょ、あなたに決まってるじゃない火元は
○ バレたか--
○ 何がバレたか--よ、あんたは大きな目を自慢してるけどさ、それって
  目の回りの肉がちょっと大きく破れてるだけじゃない
○ ちょっと、ちょっと、あんたも言うわね、ぐさっと
○ もう、よそうよ、私たち同期のサクランボじゃない
○ そうね、同期のドクダミじゃないもんね、御免ね美咲
○ 私こそ言い過ぎたは、御免ね友恵、これからもよろしくね
○ あらっ 私ここで左の道行くので頑張ってね、ズボラな瞳ちゃん
○ 有難う、あなたも頑張ってね、破れ目ん玉ちゃん
○ い--だ
○ い--の、い--だ