白髪の王子様の好奇心 91 昭和花盛り

昭和花盛り
昨年、高倉健菅原文太が相次いでこの世を去り、マスコミは昭和が終わったような表現をしておりましたが、どっこい、還暦を過ぎた昭和のシンガーソングライター達は元気ハツラツ、今正に花盛りであります。
加山雄三は今年78歳、『最後の全国ツアー』と称して現在も日本国中を飛び回っております。
ポール・マッカートニーが再度日本公演にやって来るそうですが、彼はまだ73歳、加山雄三の衰えない歌唱力と永遠の若大将を感じさせる恰好良さには驚かされます。
ビートルズが日本に来た時、加山雄三はこっそりホテルに招かれて一緒に食事をしています。その時ポールが一番気を使ってくれたと話しております。若しかしたら今回も全国ツアーの合間をぬって二人で食事をするかも知れませんね。
小掠圭は昨年古稀を迎えるにあたり『生前葬コンサート』と称して4日間で100曲を歌い切りました。『疲れを知らない子供のように』という歌詞のように、衰えを知らない歌唱力には感動そのものでありました。
しかし、二人はコンサートの名称からして引き際を模索しているように感じられ、それが残念でなりません。
しかし還暦を踏み越えて活躍しているシンガーソングライターはまだまだ、うじゃうじゃいますので安心です。ちょっと列挙してみましょう。
吉田拓郎69歳・小田和正68歳・井上陽水財津和夫谷村新司67歳・南こうせつ武田鉄矢堀内孝雄66歳・さだまさし中島みゆき63歳・松任谷由実61歳・竹内まりや松山千春60歳等々
ちょっと思いつくまま調べてもこれだけの豪華メンバーが勢ぞろいです。まだまだ取りこぼしているようでお叱りを受けそうですがお許し下さい。ちなみに桑田佳祐長渕剛は来年還暦を迎えます。永ちゃんことロックシンガーの矢沢永吉は自分で歌詞は書いていないので外しましたが、今年66歳で、まだまだ若い昭和の誇るロックシンガーであります。
どうです?嬉しい限りですね、しかも先に述べたメンバー達は驚くことにコンサートを行えば今でも溢れんばかりのお客様を呼び寄せるだけの力を持っていることです。
昭和はまだ終わってなんかいません。昭和花盛りなのであります。
私は演歌の大ファンでありますが、何故か演歌歌手が還暦を過ぎると顔がむくんでアップに耐えられない人が多くなり、歌だけ聞きたくなるのですが、歌唱力も顔と同じく衰えていることが多く、正直、もう出ない方がいいよと叫びたくなること度々であります。
その点、シンガーソングライターの皆さんは何時までも若々しく歌唱力も衰えないのは何故か、私の素朴な疑問であり、好奇心を湧き立てるのです。
青春時代の歌を懐かしく思い出す時、もうあなたは立派なおじさんであり、おばさんであります。
舟木一夫の『高校三年生』の歌が青春のど真ん中だった私はもう立派なお爺ちゃんであります。ちなみに舟木一夫は今年71歳であり、私と同い年であります。カラオケで今この歌をうたえば平成人から『老人三年生じゃないの?』と冷やかされそうですが、いいじゃありませんか言わせておきましょう
私達ももう一花咲かせて昭和花盛りを堪能しようではありませんか、昭和生まれの皆さん。
そして最後に登場してもらいましょう。昭和おじさんの永遠のマドンナ、吉永小百合は今年70歳の古稀をむかえます。『ウッソ〜〜』と叫びたくなるような若さと美しさと気品あふれる姿は昭和の誇れる大スターであります。
さて、きりがないのでこの辺で大御所の北島さぶちゃんに締めてもらいましょう。
それでは皆さん起立して両手を上にあげて下さい。『そ〜れ、ワッショイ ワッショイ祭りだワッショイ・ ワッショイ ワッショイ 祭りだワッショイ』有難うございました。元気なさぶちゃんも来年は80歳の大台です。もちろん昭和花盛りを盛り上げる宴会部長でもあります。




湖に夕陽が反射してるように見えますが、日没後雲間からその日最後の光を届けてくれています。